日常とビタミン

ビタミン不足は老化を早めます

健康で生き生きするためには十分なエネルギーとビタミンが不可欠

年をとると、物忘れや記憶力の低下、動悸や息切れ、しみやしわ、視力や聴力の低下などの老化症状がでてきます。老化は体の細胞の機能が低下することで進みます。
細胞の機能を低下させる要因は、細胞の酸化とエネルギーの不足です。
人間が酸素を必要とする以上、細胞の酸化は避けられません。
しかし、体内には、酸化のダメージを取り除くシステムが備わっています。
細胞が酸化されたときに悪さをする活性酸素は、酵素やビタミンによって取り除かれます。
また、たとえ、細胞が酸化によってダメージを受けて壊されても、エネルギーが十分に作れていれば、細胞が組織を修復するためにエネルギーが使われます。
エネルギー源となる栄養素である炭水化物、脂肪、タンパク質と、エネルギー代謝や抗酸化作用をスムーズに進めるビタミンなどの微量栄養素を十分にとり、健康で生き生きとした生活を過ごしましょう。

働き盛りのビタミン摂取(20代~50代)

働き盛りは積極的にビタミン摂取を

水溶性ビタミンはたくさん摂っても尿に排泄されるので、毎日必要量を摂る必要があると、栄養指導されますが、毎日きちんと必要量が摂れる献立を作成することに気をとられると、もっと重要なエネルギーやタンパク質の摂取量がおろそかに なりますし、献立が固定してしまい、バラエティが乏しくなり、「何をたべようかな」という食欲までおちてしまいます。
水溶性ビタミンでも1週間の平均摂取量が厚生労働省が作成した「日本人の食事摂取基準2010年版」に示された「推奨量あるいは目安量」に達していれば、不足の可能性はほとんどありません。自分の栄養状態を把握するには、1週間の食事調査を行うことがまず必要です。
その結果、「推奨量あるいは目安量」に達していなければ、計算上不足している分量をビタミン剤として摂取することは賢い栄養管理法です。成人になるまでに身についた食生活を無理して変えるよりも、便利なビタミン剤を正しく使用する方法もあります。
「推奨量あるいは目安量」を越えても、水溶性ビタミンであれば2~3倍程度でも過剰摂取による副作用の危険性は低いといえます。
一般的なことをいえば、日々平穏な生活を送っている時に比べて、あわただしい時間を送っている時は、単位時間当たりのビタミン必要量は高くなります。特に、エネルギー産生に関わるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸の必要量は高くなります。
一方で、エネルギー産生が高くなると、過酸化反応も高くなるので、抗酸化に関わるビタミンC、ビタミンE、の必要量も高まります。働き盛りの人の中には、「推奨量あるいは目安量」より多めにビタミンを摂ることが効果的である人もいると思われます。
※脂溶性ビタミンについては、過剰摂取すると副作用のおそれがあります。

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シニア向けのビタミン(60代以上)

シニア向けのビタミン(60代以上)

一般的なことですが、高齢になると、萎縮性胃炎などで胃酸分泌量などが低下し、食品に含まれるタンパク質と結合したB群ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)が吸収できる形にまで消化されることができず、その結果吸収率が低下します。
一方、ビタミン剤は消化されなくても、すでに吸収できる形になっています。中には、ビタミンB1のようにより吸収のよいパワーアップした形の医薬品として、ビタミンB1誘導体が作られています。
このようなパワーアップビタミンはシニア向けによいと思われます。
シニアになると骨粗鬆症や骨折の予防が気になります。骨量の維持にはビタミンD、ビタミンKが関わってくることはよく知られています。最近、骨の状態をよくするには骨量だけではなく、骨質も重要であることがわかってきました。骨基質の主要な構成成分であるコラーゲンの質を維持するのに、B群ビタミンの葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12 が関わっていることがわかってきています。
シニア世代になると、中には、「推奨量あるいは目安量」より多めにビタミンを摂ることが健康の維持に効果的である人もいると見受けられます。
※脂溶性ビタミンについては、過剰摂取すると副作用のおそれがあります。

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夏にはビタミン

夏バテの原因はビタミンB1不足かも

エネルギー物質であるATPの産生効率が悪くなると、バテ気味となります。
エネルギー源となる栄養素である炭水化物(ブドウ糖)、脂肪(脂肪酸)、タンパク質(アミノ酸)からATPが作られるには、B群ビタミンのビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸が必要です。
ジュースやビールをがぶ飲みするような暑い時期は、エネルギー代謝系に入りやすい糖質やアルコールの代謝と深く関わるビタミンB1の摂取量に注意を払いたいものです。
バテ気味の時には、「推奨量あるいは目安量」の2~3倍程度のB群ビタミンを摂ることが効果的である人もいます。

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