ビタミンの種類と効果

ビタミンが働くメカニズム

エネルギー産生になくてはならない働き手

ビタミンは炭水化物、脂肪、タンパク質の三大栄養素の働きをサポートして体の調子を整え、エネルギー代謝や抗酸化作用をスムーズにします。
たとえば、炭水化物や脂肪が分解されて、エネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)が作られますが、栄養素がエネルギーにかわるエネルギー代謝でビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸などは重要な働きをしています。また、ビタミンCやEは、細胞を酸化して組織を壊す活性酸素を除去する働きがあります。
ビタミンが十分になければ、エネルギーを作り出すこともできず、酸化されて壊れた細胞や組織を修復するためのアミノ酸やタンパク質をつくることもできません。
次ページの図では、ビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸などが三大栄養素からエネルギーであるATPを生み出す時の働きを示しています。体内に入った炭水化物は、ブドウ糖に分解され、その後、ピルビン酸となった後、アセチルCoAという物質になり、TCA回路に入ってATPを生み出します。
ビタミンB1は、ピルビン酸がアセチルCoAになる時に必要な物質です。ビタミンB1が十分にあると、ピルビン酸はアセチルCoAになり、エネルギーの原料として使われ「完全燃焼」します。けれども、ビタミンB1が不足していると、ピルビン酸はTCA回路に入ることのできるアセチルCoAにならないため、ブドウ糖が十分に使われない「不完全燃焼」の形になります。
ナイアシンは、ブドウ糖がピルビン酸に分解される時やアセチルCoAがTCA回路で分解される時に必要な物質です。
また、パントテン酸はアセチルCoAが作られる時に不可欠なCoA(コエンザイムA:補酵素A)の原料になります。
ビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸などが十分にあると、ブドウ糖がピルビン酸、アセチルCoAとなりTCA回路に入り、TCA回路がうまく回り、エネルギーが得られるのです。

エネルギー代謝に関わるビタミン

栄養素がエネルギーにかわる仕組み

ATPは主に「炭水化物」「脂肪」から作られますが、三大栄養素がATPになる為には、現代人が不足するビタミンがそれぞれ重要な役目を担っています。不足していると、エネルギー物質であるATPが正常に作り出されず、老化・疲労の要因になってしまいます。

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